老化マウス網羅的表現型解析システムの開発

田村 勝

バイオリソース研究センター(BRC)
マウス表現型解析開発チーム
チームリーダー

mail:masaru.tamura(at)riken.jp
Tamura

マウスは、ヒト疾患や遺伝子機能等を理解する上で有用なモデル動物です。私たちは、理研・バイオリソース研究センター(BRC) のマウスリソースに遺伝子機能情報、疾患モデル動物としての付加価値を追加するために、網羅的なマウス表現型解析プラットフォームを開発してきました。この表現型解析プラットフォームは、形態解析、血液生化学解析、免疫系解析等を含む基本パイプラインと行動解析を行うパイプラインの2つで構成されており、400以上の項目について解析します。これらの解析は、国際基準マウス表現型リソース(IMPReSS)に基づく標準操作手順(SOP)に従って実施されており、非常に信頼性・再現性の高いデータを得ることが可能です。近年、私たちはマウス系統の加齢現象に注目して、老化表現型を解析する表現型解析パイプラインの構築を進めています。老化プロジェクトでは、私たちが開発してきた表現型解析パイプラインを用いて、「老化とは何か」を明らかにために正常遺伝型老齢マウスの網羅的表現型解析を行い、その基礎データをBRCの表現型解析データベースを介して公開します。また、形態学的、および行動学的解析用の新規表現型解析法を開発すると共に、理研・老化プロジェクトメンバーに老化マウス組織サンプル提供を行う予定です。

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