老化に伴う脂質代謝変動を包括的に捉えるリピドミクス解析

有田 誠

生命医科学研究センター(IMS)
メタボローム研究チーム
チームリーダー

Arita

生体内には極めて多様な脂質分子種が存在し、それらの質の違いは生体恒常性を維持するうえで重要な役割を果たしていると考えられている。これまでに我々は、高速液体クロマトグラフィー・タンデムマススペクトロメトリーを用いたノンターゲットリピドミクス解析システムを独自に構築し、生体内に存在する脂質分子種を包括的に捉えることを可能にしている。

加齢とともに脂質代謝変化が現れることが知られているが、どのような脂質分子種が変動しているか、またその変動が生体恒常性や老化関連疾患(認知症、心血管図表(日本語版)疾患、メタボリックシンドロームなど)においてどのような影響を与えるかについて包括的な研究はなされていない。そこで本研究では、(1) 加齢に伴う脂質代謝変化を包括的に解析すること、(2) その脂質代謝変化のキーとなる代謝酵素を同定すること、(3) 脂質代謝変化と老化に関連する表現型との因果関係を明らかにすること、を通して、老化および老化関連疾患に関わる脂質代謝系の変化とその役割について分子レベルで明らかにすることを目指す。

図表(日本語版)

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